映画「蜂蜜と遠雷」での演奏がとっても素晴らしかった
藤田真央のピアニストとしての実績や経歴が気になって、いろいろ調べてみました。
みなさんも一緒に見ていきましょう!
藤田真央のピアニストとしての経歴や実績は?
誕生日 1988年11月28日(22歳)
東京都出身
東京音楽大学付属高校→東京音楽大学
ジャパンアーツ所属
2019年の映画『蜜蜂と遠雷』で、風間塵の演奏部分を担当したピアニスト藤田真央さんは
3歳からピアノを始め
10代半ばでの2013年に津田ホールにて初めての演奏会を開催し
日本国内外での演奏経験をつぎつぎに積んで、学生の頃からすでに演奏を成熟させていきます。
17歳で2016年の浜松国際ピアノアカデミーコンクールで第1位。
18歳の2017年、第27回クララ・ハスキル国際ピアノ・コンクール優勝。
19歳では2019年、第16回チャイコフスキー国際コンクールピアノ部門で2位に入賞。
10代とは思えない、威風堂々とした演奏を評価され、
ショパン国際音楽祭、アッシジ音楽祭などで演奏を披露しています。
日本の若い世代のピアニストの中では、世界でも評価されている人材といっても
過言ではないでしょう。
動画ではエリック・サティの演奏を披露してくれていますね。
小説の中での風間塵の演奏スタイルを彷彿とさせてくれ
文章から奏でられる旋律をとっても気持ちよくなぞることができたのは
決して幻想ではないと確信させる演奏です。
映画や小説での風間塵の演奏って掴みどころがなくって、
それでいて聴衆をはっとさせる感覚っていうのが
藤田真央さんの演奏スタイルとよく似ているんですね。
クラシックって敷居の高いものと思われがちですが、
彼の演奏を聞くと、音楽のジャンルとかを超えた人の心を和ませるものを感じます。
藤田真央さんが楽しそうに弾いているのか、
ピアノが楽しんで弾いているのか、
とにかく、頭で考えるより、感じることで身を委ねてしまったほうが聞いていて幸せになりますね。
映画「蜂蜜と遠雷」とは?
小説を読んで、映画を見て、彼の演奏を聞いて
クラシック音楽に興味を持つようになった方も多いと思います。
小説のあらすじは、
音楽コンクールをそのまま、予選会から本選までのすべてを小説にしたもので
小説を書き始めるまでに5年かかったそうです。
ピアノコンクールを舞台として、4人の演奏家のドラマを描いたもの。
2017年に直木賞と本屋大賞のダブル受賞および同作家2度目の本屋大賞受賞は、史上初。
2019年には続編『祝祭と予感』を刊行してます。
そんな小説家の恩田陸さんも映画化は無謀!と考えていたほどですからね。
どれだけ、製作者の苦労があったかは想像に難しくないと思います。